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2019/11/13 (Wed)
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2015/01/05 (Mon)


日本ではちょっと時間つぶしに喫茶店に入ったり、友人と少し話すのにコーヒーを飲みに行ったり、ということが多いですが、イギリスではそういう際にパブを利用する人が多くいます。多くのパブは昼頃から開いており、特に日中は喫茶店感覚で使われています。最近では無料WiFiの使えるパブが多く、インターネットを使うためにパブに行く人もいます。

パブにもいろいろな種類のものがありますが、歴史あるパブは建物に風格があり、特別な雰囲気を楽しめます。ちなみに、パブ(pub)とは public houseの略で、エールやビール、ワインやウィスキーなど酒類を中心に出していますが、ジュース類や紅茶、コーヒーなども飲むことが出来ます。

ロンドンの地下鉄にブラックフライヤーズという駅があります。この一帯がブラックフライヤーズと呼ばれる土地であることから付いた駅名です。ブラックフライヤーというのはカトリックのドミニコ会に属する修道士のことを表す言葉です。ドミニコ会士は黒いマント状の服を着ることからこのような呼び名で呼ばれてきました(friarとは托鉢修道士のこと)。ブラックフライヤーズという地名は、もともとこの地にドミニコ会の修道院があったことに由来するものです。

修道院自体は16世紀前半、ヘンリー8世の時代の修道院解体の際に解体されなくなってしまいましたが、その後も地名は使い続けられ、かつてここにドミニコ会の修道院があったことを現在に伝えています。

さて、このブラックフライヤーズ駅のすぐ目の前、かつて修道院があったその場所に、現在ではThe Blackfriar というパブがあります。外部の壁面やや上方に大きく書かれたパブの名前の感じからも既に普通のパブとは違う趣が感じられますが、内部の薄暗い灯りに照らし出されたアールヌーボー風の内装は圧巻です。壁一面に修道僧の彫刻が施されており、そこには在りし日の修道院生活の様子が描かれています。



この建物自体は1905年に建てられたもので、イギリスの建物としてはそれほど古くもありませんが、内部のアールヌーボーの装飾は「第二級」という等級が付いており、歴史的建造物として保存の対象にもなっています。

ブラックフライヤーズ自体にはあまり観光スポットはないかもしれませんが、セントポール大聖堂のすぐ近くで、ロンドン塔からもそれほど遠くない場所ですので、この辺りを観光したついでに休憩がてらこのパブまで足を延ばしてみる価値は大いにあると思います。

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