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2013/02/02 (Sat)
isleofmanpoundcoin2.jpg以前、ちょっと珍しい1ポンドコイン」と題して、ジブラルタルの1ポンドコインのことを書いたが、今回は第二弾として、マン島の1ポンドコインについて(マン島については、ホームページ内のこちらのページも参照)。

ブリテン島とアイルランド島の間のアイリッシュ海に浮かぶマン島は、チャネル・アイランズと並び英王室領(Crown Dependencies)のうちの一つで、10世紀から続く独自の議会(Tynwald)があったり、独自の政府があったりするという点において特殊な位置づけの土地である。マン島政府は独自の貨幣も発行しており、そのため、イギリスと同じポンドが流通している一方で、独自デザインの硬貨・紙幣も作られている(ただし貨幣単位やその価値はイギリス・ポンドと同じ)。       

冒頭の写真はマン島独自のデザインの1ポンドコイン(のうちの一つ)。中心に描かれているのは、マン島のシンボルである triskeles で、この島の紋章や旗にも描かれている(以下の図を参照)。三本足のこのシンボルは、マン島のシンボルとしては13 世紀の紋章に用いられたのが最古の記録であるが、なぜこのマークがマン島のシンボルマークとされたのかは不明。紋章の下には、Quocunque jeceris stabit「汝がどこに投げようと、これは立つ」という17世紀から用いられているモットーが付されている。「七転び八起き」という言葉が思い起こされるようなモットーであり、三本足のシンボルとも何となく調和するもののように感じられる。

写真の1ポンドコインにおいては、3本足のマークの各足の間にベルがあるが、これは millennium bells と書かれているので、ミレニアムを記念したベルのようである。

islemanflag.png    Isle_of_Man_coat_of_arms.png








ついでにもう一つマン島で手に入れたちょっと珍しい1ポンドコインの写真も載せておく。これは1988年に初めて発行された図柄の1ポンドコインで、携帯電話の絵が中心に置かれている。恐らく新技術の導入を記念して作られたものなのだろう。

携帯電話の上に書かれている Ellan Vannin というのは (ケルト系の) マン島語 (Manx) で「マン島」と書いたもの。「島」を表すellanと Vannin < Mannin「マン」から成っている。Manninというのは、アイルランド神話のMannanánという海の神の名前と語源的に関連があるとも言われており、そうだとするとマン島という島名も何らかの神話と関連したものなのかもしれないが、詳細は不明(この島名の語源つにいては、別の説もある)。

isleofmanpoundcoin3.jpg

















 
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